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生涯使えるインターフェース

どうもプログラマーの亀田 珈琲です。

突然ですが毎日使ってるものって何が思いつきますか?
スマホやパソコン、靴や椅子など色々あると思います。
私が毎日使っている仕事道具に対する考えについて話そうと思います。

仕事ができる人になりたい
就職して新社会人となった私は形から入ろうと考えました。
「できる人」はなにをしているんだ とGoogle先生に何度か聞きました。
仕事道具への投資は惜しまない!という記事がいくつも見つかりました。
それを読んだ私は、見よう見真似でこだわりを持とうと思うようになったのです。

じゃあ、何にこだわるの?
プログラマーの自分が投資するべき毎日使う仕事道具を考えました。

…えぇ、たくさん考えました。
夜しか眠れないくらい考えました。

プログラマーだからいいパソコンを! とも思いました。
しかし、パソコンは会社から支給されるのでノープロブレムです。

色々考えた結果、
・キーボード
・マウス
・オフィスチェア
などが候補にあがりました。

その中で今回は、
キーボードのお話をしようと思います。

少し長いですがお付き合いください。

Mac キーボードとの出会い
学生時代に私が初めて MacBook Pro を買った時のことです。
MacBook Pro を買うまでメーカー品のパソコンに付属してくるキーボードしか
使ってきませんでした。
初めて Mac のキーボードを使ってみて衝撃を受けました。

お気づきになりました?
Mac を触ったことがある人、使っている人にとっては「なにが?」と思うでしょう。

そう。 スペースキーの左右にご注目です。

[英数] [スペース] [かな]

入力モードが何であれ入力開始前に入力したいモードのキーを
一回押下しておけば、そのモードになってくれるのです。

日本語配列の半角全角切り替えは、
位置的にもホームポジションから手が離れてしまう位置にある。

これであれば、スペースの左右にあるため、
左右の親指を動かすだけなのでとても楽なのです。

現在の入力モードを確認したり、
入力ミスに気づいた後の BackSpace 連打!
などに悩まされないです。便利。

この便利さは他に応用したいほどです。

Windows でも Mac 風にしたい
この仕様に惹かれ、
「 Windows PC でもこれを実現させたい。」
そう思いました。

再び、先生にお世話になることになります。

さすが Google 先生です。すぐ見つかりますね。

思いのほか同じことを考える人は多いようで
設定方法の紹介記事がたくさん出てきます。

Windows 向けの日本語配列キーボードの
スペース左の[無変換]・・・ IME をオンへ
スペース右の[変換]・・・ IME をオフへ
これらを設定することでM)cのキーボードと似たようなことが実現できます。
これはとても便利です!

知らない世界
キーボードを調べていると必ず出てくるメーカーがあります。
それが東プレです。

その中でも人気の REALFORCE(型番:91UBK )というキーボード。

このメーカーのキーボードは信頼性が高く、
セブンイレブンのATMのテンキーにも採用されているほどです。

入社数ヶ月にして自腹を切り購入に踏み切りました。
結果、指や腕の負担が格段に減りました。
控えめに言って最高! 感無量です。

「私のキーボード選びの旅は、ここで終止符を打った。」

その時はそう思っていました。

JIS to US
結果から言いますと上で語って買ったREALFORCEから心移りして、
US配列のキーボードに目覚めます。

US配列のキーボードは、
プログラマー向けという話を聞いたからです。

USキーボードのメリットなんてネットの記事を探すとそこそこ出てきます。
簡単にまとめると
・キートップにかな入力文字が印字されていないのでスッキリしていてかっこいい。
・ホームポジションがJISに比べ、中央寄っているため自然。
・ホームポジションに手を置いた際にエンターキーがJISより近い。
・記号文字キーが理にかなっている。
など色々です。

+ と ー や「(かっこ始め) や 」(かっこ閉じ) が隣であることは
個人的にメリットだと感じています。

他に魅力はあるのですがこれ以上、
これ以上語ると一夜が明けてしまうので割愛します。

更なる高みへ

HHKB(Happy Hacking KeyBoard)というキーボードをご存知ですか?

知っている人は「引かないで」
知らない人は「ようこそ。HHKBの世界へ」

上記で紹介した東プレが出している
かなりギークでマニアックでクセのあるキーボードのことです。(※褒め言葉)

当時の私は、好奇心とあまりの美しさに衝動買いしようとしていました。
しかし、REALFORCEもなかなか高価なのですが
HHKBは、その上をゆく価格で食いつく私を跳ね返してくるのです。

そんな時に背中を押してくれたのが公式サイトに書かれている
東京大学名誉教授 和田英一先生の言葉でした。

アメリカ西部のカウボーイたちは、馬が死ぬと馬はそこに残していくが、
どんなに砂漠を歩こうとも、鞍は自分で担いで往く。
馬は消耗品であり、鞍は自分の体に馴染んだインタフェースだからだ。
いまやパソコンは消耗品であり、キーボードは大切な、
生涯使えるインタフェースであることを忘れてはいけない。

・・・ポチッ

葛藤
・独立したファンクションキーがない。
・独立した矢印キーがない。
・コントロールの位置が違う。

デメリットばかり見てしまうのはいけません。
超える山が多いほど旅は楽しいものです。

そう言い聞かせました。

先人「HHKBを使っていたら、これ以外使えなくなる」

これを体験したい。
「適応者なのか試したかった」というべきでしょうか。
(こういうのなんだかカッコいいですよね)

HHKBとは

一言で言うと
「とても素晴らしいキーボードです。」

初めはデメリットばかりに見えていた部分も
徐々に馴染んできます。
今では、HHKB 以外ではキー入力をするのが辛いほどベタ惚れです。

自宅に着弾して 1 年がちょうど経ちました。
会社でうまく使えるか不安で自宅で慣らし運転までしました。
今では毎日会社で使っています。キー入力が楽しくて尽きない日々です。

周りに使用している人がいない、そもそも興味がないことがほとんどなので悲しい。
マニアックなものを使用している以上、宿命です。

慣れるまで使いにくいのは承知の上で買いました。
最初の頃は、なかなか慣れなくて後悔もしましたが
今ではもうキーボード入力する上では、なくてはならない存在になっています。

今後キーボードを買い換えることはないと思います。

仕事道具にお金をかけても損はない
お金をかければ良いというわけではない。
今の環境に不満がなければ、それはそれで良いと思います。

知らない世界を覗くと自分が知らない、思いつかなかった発見がある」ということ。
私はそれを探求するのがとても好きです。

毎日使うものには、自信が納得のいくものを。
それを見つけることで何かするモチベーションや維持になることを願っています。

だらだらとマイキーボードとの馴れ初めを語ってしまい退屈だったかも知れません。
毎日使っているものに一度再認識してみてはいかがでしょうか。

では、みなさま。
良きワークライフを。

PS.
使わなくなったREALFORCEのキーボードは、
カラクリズム内の社員さんに大事に使って頂いています!

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REALFORCE
http://www.realforce.co.jp

Happy Hacking Keyboard – PFU
http://www.pfu.fujitsu.com/hhkeyboard/
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アイキャッチイラスト:るぱんだ

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